デイサービスの仕事内容について

通所型のデイサービスは、比較的残業がなく介助も少ないことから介護スタッフから人気が高い職場です。

デイサービスの仕事内容というと、朝の送迎に始まって、食事や入浴の介助、さらにはレクリエーションと、外から見ればどこの施設も、同じことをやっているように見えますが、実際には結構違っています。

「デイなら以前勤めていたことがあるから大丈夫」という軽い気持ちで転職して、想像とは全く違っていたというケースもありえます。

小規模型の場合、利用者さんは18人以下しか来ませんが、これが大規模型、特に1ヶ月の平均利用者数のべ901人以上といった事業所の場合だと、1日あたり40人近くの人が来ることになります。もちろん規模が違えば、スタッフの人数はもちろん、仕事の進め方や業務の内容にも違いが出てくるのは当然です。

また最近では、他のデイサービスとの差別化を図るために、サービス内容の多様化が進んでいます。たとえばレクリエーションの充実を売りにするタイプのデイがあれば、機能訓練の重視や認知症専門を看板にしたデイも存在するといった具合です。

ですから、デイからデイへの転職だとしても、規模やタイプの全く違う職場を選んでしまうと、「こんなはずじゃなかったのに」という結果になってしまうわけです。

さらに細かいことを言えば、レクリエーションの準備は利用者さんが帰ってから行うかどうか、勉強会や研修はあるのかどうか、あるにしても絶対に出席しないといけないのか等など、事業所ごとの違いを挙げたらキリがありません。

そうしたことを理解した上で、デイサービスへの転職を決める際には、業務内容や仕事の進め方、さらには残業の有無などをしっかりと確認しておくことが大切です。